サスティナビリティ

女性の社会進出と活躍
女性の社会進出とは、社会で女性が活躍する機会が増えていくことを意味します。
厚生労働省の「令和3年版働く女性の実情」によると、令和3年の女性の労働力人口は3,057万人で、労働力人口総数に占める女性の割合は44.6%という結果でした。女性の労働力人口については、およそ30年前の平成2年の調査結果と比べると464万人増加しており、労働力人口総数に占める女性の割合についても、平成2年と比べると4.0ポイント上昇しているという結果が出ています。ただ、男女格差の解消や経済成長など、さまざまな観点から女性の社会進出は欠かせない中で、女性の社会進出は、徐々に進んではいるものの、課題も残っているのが実情です。
例えば、働く女性は増えていても、管理職や正社員は少ないという状況にあります。
そんな中Y’s groupでは、ライフプランの時期問わず、女性も安心してチャレンジし続けられる環境づくりに重きをおいています。
例えば、スキルフィットの取り組みでは、形式的な座学メインの研修ではなく、OJTメインの実践型の研修に重きをおいており、キャリアアップだけでなくキャリアチェンジも積極的に推進できるような人事体制や研修制度が整備されています。
カルチャーフィットの取り組みでは、グループ各社のバックヤードを統一し、常に意思疎通が測れ組織風土理解に繋がる、業種を跨いだ他職種との連携をしやすいバックヤード体制作りを心がけています。
犬の殺処分問題と新しい暮らし
犬猫の殺処分は、ペットに関する最も深刻な社会問題の一つで、2018年度の年間殺処分数は犬・猫合計で約3.8万頭(犬7,687頭、猫30,757頭)と言われています。これは、一日に換算すると殺処分される犬・猫が105頭にのぼるということです。
とはいえ、10年前(2008年)の殺処分数は約27万6千頭(犬82,464頭、猫193748頭)であるため、殺処分数は約24万頭減少しています。
そうした殺処分数が減少している背景には、民間の動物愛護団体が直接ペットを引取る数が増加したことにより、保健所が引取るペット数が減少したことによる影響が大きいと考えられています。ただ、人手・収容能力・経済的制約といった要因のために、引き取った動物を保護し続けることは困難で、引き取った動物を譲渡する「出口」能力にも限界があります。従って、民間の愛護団体と協力し、動物を保護するキャパシティを増やすこと、そして、出口を増やすことが非常に重要だと考えられています。
そんな中Y’s groupでは、ただ障がい者グループホームとしての運営をするだけでなく、運営コンセプトとして、他の利用者様だけでなく保護犬もいる共同生活の中で自立を目指す、といった、利用者様だけでなく保護犬の日々の安心・充実した暮らしにも力を入れています。そうした利用者様だけでなく、保護犬の殺処分問題にも目を向けた取り組みが、地域からも定評で、これまで8施設の障がい者グループホームを展開してきました(2023年11月1日時点)。
